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動物病院についてのお話し

こんにちは!

政岡動物病院勤務獣医師の山口です。

さて、コラムを始めたは良いものの、歯の話以外は何を書こうかなと考えておりました。

第一回の動物病院四方山話なので、動物病院そのものについてお話ししたいと思います。

そのうち、有益な情報なども発信していきたいです。

獣医師という資格は、犬猫のみならず、人間以外の哺乳類や鳥類や魚類を診察して治療する事を許された国家資格です。ほかにも、獣医師の資格を持ってる人しか判断してはいけない場面が多々あります。

しかし、人間でも眼科や整形外科や産婦人科に分かれるように、私たちも、大学を卒業して資格を取得してから、様々な分野に分かれていきます。

その中で、犬猫を中心とした、伴侶動物(ペット)の診療をメインにやろう、と決めたのが我々です。

政岡動物病院では犬と猫しか診察していません。ウサギの爪切りくらいはしますが…

昔は動物病院が今より少なく、この道40年以上の院長は、昔は犬猫の骨折も直したし、鳥も診察したし、とにかく何でもやった、とよく言っています。

今は、動物病院が増え、獣医学も進歩し、技術が進み、獣医療全体のレベルが上がっているので、整形外科や眼科などの、特殊な設備が必要な分野は、それらを得意とする先生におまかせしがちです。

また、鹿児島市内に鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院があるので、そちらに任せた方が良いと判断した診療は、ご紹介します。CTやMRIなどの検査が必要な場合も、大学病院を始めとした、設備を有する病院にご紹介します。

時代の流れですね。

より良い診察、治療、検査を動物に提供できるようになってきているのは喜ばしい事です。

昔は、犬猫に何かあっても、そうそう動物病院に行こうという流れにならなかったと思います。

今は、ペットに少しでも不調があればすぐに病院へ来るオーナーさん(=人間の家族)が増えました。とてもいいことです。

ペットは自分で病院に来ることが出来ません。

どこか痛いとしても、じっと耐えるしかありません。

彼らを助けられるのは、ご家族だけです。

人間の家族が病院に連れてきてくれて初めて治療がスタートできます。

獣医師は、知識や技術を持っていても、エスパーではないので、犬猫がどこかで痛がっているのを察知して駆けつける事はできません。

また、薬を処方しますが、実際に家で飲ませるのは人間の家族です。

お金と時間と手間をかけて、ペットを治す事が出来るのは、実はご家族なのです。

個人的な見解ですが、犬猫を含めてペットは、損得勘定なしにヒトを愛してくれる、素晴らしい存在だと思っています。動物は嘘をつかないので、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いです。忖度せず、表現の裏を読む必要もない子達です。

これを読まれた方で、ペットを飼っている方は、今一度彼らの顔を見てあげてほしいです。

その顔、行動、あちこちに、家族への信頼と愛があると思います。(ツンデレな子もいますが)

彼らを守ってあげられるのはご自分だという事を再認識してください。

動物病院は、そのお手伝いをいたします。

「なんだか変だ」「なんだか元気がない」「なんだか痛そうだ」と思ったら、なるべく早めに動物病院に来てくださいね。

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